下都賀郡壬生町 鈴木様邸
お施主様より「現状と同じような外壁の仕上げと色に」というご希望がありました。現状は、艶消し仕上げのリシン掻き落としという外壁です。
同じような仕上げと色にするのは、なかなか難しいもので、現状の色自体、汚れや経年劣化による変色があったりで、だいぶ変わってきていますので、それを過去に遡って想像するしかありません。頼りは、私の勘とお施主様の記憶のみです。
とはいえ、まったく同じというのは不可能でありますので、色見本より想像して3色ぐらいに絞込みあとは、お施主様のお好みの色を選んでいただくことになります。
今回は、どうにか満足していただけたようで、正直ホッとしました。
蛇足ですが、塗料の仕上がりには、艶あり、半艶、艶消し仕上げ等があります。
それぞれの特徴としましては、
艶消し仕上げ 外壁の表面に艶がない仕上がりのことで、純和風な建物に多く使用されます。
艶あり仕上げ 外壁の表面にピカピカと艶がある仕上げのことです。弊社のお客様の95%位は艶あり仕上げです。
半艶仕上げ 艶あり仕上げと艶消し仕上げの中間位の艶となります。めったに使われません。
一般的に艶消し仕上げの場合のほうが汚れが付着しやすかったり汚れが落ちづらかったりしますので、艶あり仕上げのほうが主流となります。ただし材料のグレード種類により、艶消し仕上げの塗料が汚れづらかったりする場合もありますのでご注意下さい。
施工前
施工後