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銀行に入行してから約4年がたったころ、久々に母にあって話していると、
「気のせいか、やたら、顔のしわが目立ってきている」のが気になりました。
すでに20年以上も、父と一緒に、女ながら屋根の上や足場のうえの高いところで作業
し続け、太陽光をたくさん浴びているせいでしょうか、年齢より、かなり老けて見えたのです。
そんな母を見て「そろそろ仕事を辞めてもいいんじゃないか」と、母に聞いてみました。
すると母は、お客様から「ていねいによくやってくれてありがとう」といわれることが、なによりもうれしく、まだ辞めたくないと、というのです。
私は「ヘー、そんなに喜ばれるものなんだ」「自分はそんなに人から喜ばれたことがあったろうか」と思い、母の一言が、妙に、心に引っかかり、それから、あれやこれやの自問自答の日々が続きました。
約1年後、妻に「銀行辞めようかな」とささやくように言ってみると。
普段はおとなしく、おしとやかな妻の顔が鬼のような形相に・・・・・
(妻の名誉のために言うと鬼のような形相は今までそれ1回だけです)
それから、ろくに話もしてもらえず2週間が過ぎようとしているころ
妻が「どうして辞めるの?」とようやく理由を聞いてきました。
私はそれまでのいきさつを話どうにか納得してもらえることができました。
母の言った一言をきっかけに、アレだけ嫌っていた職人の世界に足を踏み入れることになったのです。
母に教えられた 喜びの原点である(「ていねいによくやってくれてありがとう」とお客様から言われること)を会社のモットーにして、足場からアフターサービスまでを一貫して自社職人が行う直接施工で、品質と低価格にこだわった工事をして現在に至ります。
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